酸梅湯を作ってみました!
処暑を過ぎましたが、まだまだ暑い毎日が続きそうですね。
今日は、中国や台湾でよく飲まれている夏の飲み物、酸梅湯(さんめいたん)を作りました。酸梅湯は、烏梅(うばい)、山査子(サンザシ)を中心に、陳皮や甘草、洛神(ハイビスカス)などを煮出した、酸味のある爽やかな飲み物で、暑気払いや消化力アップ、汗止め、解毒などの効能があります。
主役の烏梅は、中国の古い本草学書にも載っている生薬で、青梅を薫蒸して乾燥したものです。外面が黒いため烏(カラス)梅といい、日本には樹木よりも先に生薬として烏梅が渡来したため、木そのものをウメと呼ぶようになったといわれています。
烏梅には、消化を高め、喉の渇きを癒し、汗を止め、咳や下痢を止めるなどの働きがあり、昔々は、皇帝の夏バテの治療薬だったそうです。
今回は、色美しい洛神を加えて、ふわっと甘い香りのキンモクセイを仕上げに加え、少しだけ、季節を先取りです。
暑いようでも、少しずつ、朝晩の空気が乾いてきました。
ぜひ、温で召し上がってくださいね。
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